夏のスパイス旅 スリランカ
もう何ヶ月も前ですが今年の夏はスリランカにスパイスを探す旅に出ました。
見たいところがあちこちに点在していて、
周遊するにはけっこう交通の便も良くなく、
旅の足はおもに長距離バス。
バスターミナルはこんな感じ。
チャイとサモサなどつまんで待ちます。
お釈迦様の歯がまつられている仏歯寺があるキャンディ。
このあたりはスパイスの産地でもあります。
キャンディのアチャール(辛いつけものみたいな)屋さん。パパイヤ、マンゴー、きゅうり、トマト、いろんなアチャールがありました。
3種類買ってみたら、多すぎて食べきれず。
大量に食べれるものではないですね。
キャンディの市場。
スパイス、いろんな野菜、いろんな米、いろんな豆、モルディブフィッシュとか干した魚類、肉や生魚。アジアの市場の匂いでした。
ぎゅうぎゅう詰め列車で高原の町エッラに。
茶葉の産地で有名なヌワラエリアとかあのへんを抜けて7時間ほど絶景の中を走ります。
アジアで最も美しい車窓の路線とも言われているそう。
めちゃくちゃ寒いです。意識遠のくぐらい。
でもしっかりつかまってないと開けたドアから落ちる危険があります。
旅の予定にはなかったエッラ。
スリランカに着いた初日に泊まった宿のおじさんが「エッラがいいよ」とすすめてくれたので、他の旅先候補をやめて来てみたところ…
大正解でした。スパイスもいっぱい。
散歩中に出会ったスパイスガーデン、
庭師さんのスパイス説明付き。
またまた散歩中に出会ったスパイス料理教室。飛び込んで翌日のレッスンを予約。
職人らしい気質のシェフのスリランカカレー教室。ベジタリアンメニューの5品ほどを教わりました。
「マスタード、パンダン、カリーリーフ、チリ、ガーリック……」とほぼ全メニュー同じ順番で油をひいた鍋に素早くスパイスを入れていきます。
このシェフの言い方が今も耳に残っていて、スリランカカレーを作る時は私も脳内でシェフの真似で呟きながら作ってしまいます。
エッラからどうやって山を降りるか?
ちゃんと決めないままとりあえずは町の小さなバス乗り場へ。
「海のほうに向かい今日中にゴール(という町)へ」
ということで先に来たそっち方面のバスに乗り、いろいろ乗り継いで時間はかかったものの夕方にはゴールに到着。
夜ごはんはこの町でなぜか日本人に大人気だというカレー屋さんへ。
なぜとりわけ日本人に人気なのか…
食べてみたところ普通のスリランカカレーよりもコクがあるのかも。
日本人好みのよく煮込んだカレーにちょっと近いのかもしれません。
ちなみに欧米人でいつも大賑わいだった小さなカレー屋さん。そこはかなり甘めでした。
味の嗜好ってお国によってあるのかも。
あっという間に最終日。
コロンボのバスターミナルに近い市場でスパイス爆買い。
スパイスの産地や他の地方の市場も見ましたが結局ここが一番安くなんでもあります。
スパイスとスパイス料理をめぐる旅。
次は何に出会えるかいつも楽しみです。
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