西安 食と街紀行③

早起きしてびゃんびゃん麺教室の指定された待ち合わせ場所である地下鉄「酒金橋駅」出口で迎えにくるはずのガイドさんを待つ。
が、時間が過ぎても来ません。
主催する現地のオフィスに電話してみたら、
「え!?駅で待ってるの?料理教室はその地区のガスのメンテナンスのため使用できなくなりキャンセルになったと昨日あなたにメールしたのですが」とのこと。
確認してみたらたしかに迷惑メールフォルダに届いてました。
他の日に変更できないか聞くとガスの工事に1ヶ月かかるから無理らしい。

近年まれにみる落胆‼︎
こんな時にゴネたり文句言ってもたぶんどうしようもなく擦り減るだけなのであっさり諦める。
「わかりました。残念です。メールは届いてました。またの機会に」と切り上げようとすると、先方がたいへん悪がってくれて西安情報をショートメールでたくさん送ってくれました。
そこからすぐ近くに市場がある、とのマップが送られてきました。
酒金橋の市場。このへんは美食街としても有名らしい。
イスラム教徒の食材が多く羊が多く豚は扱っていないよう。
市場に一気に気分は上がります。
やけ食い気味に食べた麺もめちゃくちゃおいしい。
気を取り直して初詣。
三蔵法師がインドから持ち帰った経典などを保管するために建てられた大雁塔。同じ敷地内にある大慈恩寺。
昼間は落ち着いたたたずまいのお寺ですが、夜ははじけてます。
大慈恩寺のあとは滞在中に行こうと思っていた青龍寺。空海が遣唐使として留学し修行したお寺です。
空海と師匠の恵果阿闍梨。
日本の四国から贈られたという記念碑。

青龍寺は零番札所。ここから四国八十八ヶ所をまわり、最後に高野山にお参りするとよいのだそう。
馴染み深い空海にこんな遠くの土地で出会えてルーツに触れてちょっとシャキッとした気持ちになれました。
この日はゆっくり街歩きをして市内を散策。
で、朝のガイドさん情報によると
"The best biangbiang noodle in 西安"という
びゃんびゃん麺屋さんを探しに。

めちゃくちゃ大きい器にめちゃくちゃおいしいびゃんびゃん麺。
旅の満足度はいい人に出会えることと、おいしいごはんに出会えることでだいたい高まるものです。
びゃんびゃん麺、絶対覚えて帰りたい‼︎
とガスのトラブルがなさそうな別の教室を探して申し込み「明日こそは」と夜の街を後にしたのでした。

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