サフランとターメリック

11月の旅するスパイス料理教室はスペイン料理をつくりました。
シーフードパエリア
豚肉のトマト煮込み
きのこのアヒージョ
生ハムのサラダ ガーリックとハーブ塩味
スパニッシュオムレツ
パエリアはパーティーとかのイベント料理で
BBQみたいなものであって、
スペインの家庭料理という感じではないんですよ。シーフードパエリアというのも観光客向けに作られたけっこう新しめの料理で、
普段はチキンとかで作られることが多いようです。
とかいう料理の成り立ちみたいなことや、
地理とか歴史のこととか、
今まで生活であんまり役立つことのなかった私のうんちくを、みなさんいつもあいづちを打ちながら聞いてくれています。
パエリアはサフラン。
カレーと盛ってる黄色いごはんはターメリック。
同じように黄色く着色されますが、風味も
使い方も違います。
サフランは世界で一番高いスパイスです。
アヤメ科のサフランの雌しべを手で摘み乾燥させたものがあのスパイスで、1500本の花の雌しべを摘んでわずか10gだけ採れます。

ターメリックは生姜のような見た目のゴツゴツしたもので、日本名はうこん。
古くから着色に使われて、さまざまな健康効果があるといわれています。あまりに使い過ぎると土臭くなり食べ物の風味がそこなわれます。

サフランは水溶性。
ターメリックは油に溶けます。
だから有効な使い方も違います。
そんなことを喋りながら毎回料理をしていきます。
みなさんがお家に帰ってからご家族に話したり、お友達とランチする時のちょっとしたネタで
「へ〜!」と言ってもらえるような雑学を私も古今東西面白がりながら集めていきたいと思っています。

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